異国の町を歩いてみたら・・・

2つの国家、ひとつの民族

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サラーム(アゼルバイジャン語の『こんにちは』)。

今回は、トルコの近隣国のひとつ、アゼルバイジャンについてお話ししようと思います。アゼルバイジャンとトルコは、アゼルバイジャンの飛び地であるナヒチェバンだけが接していて、ほとんどの領土はアルメニアを挟んで隣り合っています。ですが、『2つの国家、ひとつの民族(iki devlet tek millet)(イキ デヴレット テク ミッレット)と言われるぐらい共通点が多い国で、どちらも、トゥルク系の国家で、宗教もイスラム教徒が多く、言葉もとても似ています。それぞれの母国語で話しても、意思疎通ができるぐらいに‼

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街中では、アゼルバイジャンの国旗とともに、トルコの国旗が掲げられているのをよく見かけました


先日、アゼルバイジャンの首都バクーに行きました。実際に行ってみると、イチェリ・シェへルと言われる旧市街やその近くは『カフカス(コーカサス)のパリ』と言われるほどとても美しい地区で、また、市内には、ソ連時代に建てられた建物もたくさんありました。さらには、郊外に出てみると、広大な土地(しかも季節柄、植物もほとんど生えてない茶色な大地)が広がり、そこには、石油採掘の機械が並んでいて、例えようのない風景でした。

歴史的に、モンゴル、オスマン帝国、ペルシャ(イラン)、ロシア(ソ連)の時代を経ているので、トルコだけでなく、いろいろな国にも似ているところもありつつ、それでいて独特な雰囲気がありました。そんなアゼルバイジャンで、文化を中心に肌で感じていたら、滞在はあっという間に過ぎていきました。

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バクーの中心にある『イチェリ・シェヘル(内城)』は、城壁に囲まれた旧市街

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バクーはカスピ海に面した都市。カスピ海に沿って3km以上の公園が続いています


帰りの車の中で、『バクーに来るならノヴルス(ノウルーズ)の時期が一番おすすめだよ』と言われました。ノヴルスは3月の終わりにある、ゾロアスター教の新年祝祭。ユネスコの文化遺産にも認定されている春の訪れを祝う行事で、アゼルバイジャンでは、この期間が大型連休となります。 

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バクー郊外にあるゴブスタン国立保護区。『ゴブスタンの岩絵の文化的景観』としてユネスコ世界遺産に認定されています


『バクーってどこ?』って何人もの人に聞かれたぐらい、わたしの周りではあまりメジャーな旅先ではないですが、治安も比較的良くて、親日的で、物価も日本と変わらなかったです。日本人は見かけませんでしたが、たくさんの外国人観光客が訪れていました。今年は、人気ドラマの続編でアゼルバイジャンが舞台になっているので、これから注目を集める国のひとつではないかと思っています。

0317_トルコ_ヘイダル・アリエフ・センター
コンサートホール、博物館などのある複合文化施設、ヘイダル・アリエフ・センターの前で地元の中学生と交流

Rコラムトルコ_著者・阪本さん

阪本理恵子
完全予約制民家トルコ料理店『やかもずキッチン』オーナー。
料理、手工芸、音楽など、さまざまなジャンルでトルコ文化を山陰から発信中。

インスタグラム:@やかもずキッチン
 

 

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