初雪
(첫눈=チョンヌン)

朴香善(パク・ヒャンソン)
韓国・ソウル特別市出身、出雲市在住
山陰中央新報文化センター韓国語講座講師
朝晩の冷え込みが厳しくなり本格的な冬って感じですね。いかがお過ごしでしょうか。
今回は、韓国(首都圏基準)ならではの冬のお話をしようと思います。
1月は韓国で最も寒い時期です。シベリアから北西の冷た~い風が吹くと、気温が氷点下20℃ぐらいまで下がることもあります。冬の始まりは、11月20日前後に降る「初雪」です。でも、韓国人にとってこの初雪は、ただの天気の変化ではありません。
好きな人と一緒に初雪を見ると恋が叶うとか、初雪の日に願い事をすると叶うとか‥‥、そんな言い伝えもあり、ほとんどの恋人同士は「初雪が降ったら会おう」と約束します。だから、初雪が降り始めると人びとは自然と空を見上げ、スマートフォンを手に取って、好きな人との特別なデートの約束をするのです。
〈「冬のソナタ」の代表的なロケ地、ソウル中央高校。雪が降るとドラマの名場面がよみがえるよう〉
日本でも大人気となった「冬のソナタ」では、チュンサンとユジンが落ち葉の掃除をしながら、相手の心を探るように、浮き立つ心で初雪の日のデートの約束をしました。春川(チュンチョン)の美しい冬木立の中で二人が無心に雪遊びをする姿は、名シーンとして今も心に残っています。
このように韓国のドラマや映画では「何かが起こる」ときに「初雪」がよく登場します。初雪は、純白で純粋な恋や、私にも訪れてほしいと思う期待と待ち焦がれる気持ちの象徴的なアイコンなのです。世代によって初雪に対する気持ちはさまざまなようです。
例えば、
10代は、ドキドキ、わくわく→とにかく騒ぐ٩(^◡^)۶
20代は、恋の始まりの象徴♡
30代は、現実とロマンの間?(^_^*)
40代は、慰めと休息の意味?
50代は、思い出にふけるが、すぐに車の運転が心配になる、などなど。
初雪以降、積もるぐらいの雪が降った後は、実は寒すぎて、雪が溶けずに道路の脇に残っていて汚くなります。だからこそ初雪の白さが大事に思えるのかなぁと思ったり(^^)

〈世界遺産・昌徳宮(チャンドックン)。晴れていても気温は氷点下!〉
クリスマスから年末年始は、日本と同じように家族が集まったり、クリスマスパーティーや忘年会、新年会でとっても忙しいです。
白い息を吐きながら、屋台でホットク(호떡)やオデン(오뎅)を食べる風景も冬の景色の一つですねー。
米子-ソウル便が2025年12月からデイリーになってますます行きやすくなりました。皆さんもこの冬 、超~寒くて、超~おいしくて、超~暖かい韓国を味わってみてはいかがでしょうか。

〈体が冷え切ったら屋台で熱々の韓国グルメ♪〉
では、寒さに負けず元気に過ごしましょうᕦ(ò_óˇ)ᕤ
ありがとうございました。
カムサハムニダ(감사합니다)
