隠岐空港で20年、観光客や地元民に愛されたちゃんぽんの名店を母から引き継いだ娘が、2025年5月に開店。

一番人気はとんこつちゃんぽん(1,100円、写真)。

じっくり煮込んでうまみを凝縮した豚骨のスープに、キャベツやもやし、豚肉、海鮮を炒め合わせたたっぷりの具で、変わらぬうまさを届ける。

 

自慢のスープは、力強いコクながらあっさりしていて後を引く。

シャキシャキと歯ざわりのいい野菜と、一口ごとに異なる風味をそえる肉や海鮮で、ボリューム満点なのに飽きずに食べられる。

ちゃんぽんにしてはやや細めでのど越しのいいストレート麺は「できるだけもとの味を再現したい」と市内・立林製麺所に特注し、何度も試食して完成させた。

 

メニューはこのほか人気を二分するみそちゃんぽんに、それぞれのスープで作るシンプルなラーメンも。

 

鉄板で仕上げる焼きちゃんぽんはテイクアウト可。

具も麺もちゃんぽんと同じだが味付けは軽めの塩味で、各自ソースをかけて好みの味加減に仕上げる、隠岐時代からの定番メニュー。

 

夜はみそ以外のちゃんぽん・ラーメンと焼きちゃんぽん、鉄板焼きや居酒屋メニューでにぎわう。

 

隠岐空港で20年続いた「ライトハウス」は、もともと母が40年勤めた、ちゃんぽんが名物の人気店からのれんわけする格好で開業した店だそうだ。

 

高齢を理由に閉店することになったが、多くの人に愛され、自身も幼いころから慣れ親しんだ味がなくなるのは…と考えた娘が、島から住まいのある米子市へ店舗を移転する格好で引き継ぐことに。

味には厳しい母から出された条件はただ一つ、「店の味を守ること」。

 

今も昼の厨房では母娘が並んで腕をふるう。

少し懐かしい風味と、おなかを満たすボリューム、栄養バランスの良さは、文字通りおふくろの一杯だ。

 

隠岐チャンポン ライトハウス
住所:米子市富士見町2-24 公園ビル1階 【MAP】
電話:0859-57-9520
営業:11:00~14:00(L.O.13:30)、18:00~22:00 ※みそちゃんぽんは昼のみ
休み:日曜日、第2・4月曜日ほか不定休あり
駐車場:近隣の有料駐車場を使用(1000円以上理容でひまわり駐車場100円引き)
Instagram こちらから

(記事は2025年8月9日現在)

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