白バラ牛乳や大山こむぎなど地元食材を使ったエッグタルト(200円)はサクサク、パリパリのパイ生地と卵のやさしい甘みのカスタードクリームが絶品!

ポルトガルでは「パステイス・デ・ナタ」と呼ばれるエッグタルト。同店はテイクアウトのみの販売だが、県内外にファンを持つ。

トクイニコ・アップ

現地でシンプルなおいしさのとりこになった店主が、その味を再現した。

パイ生地を棒状に巻いて輪切りにし、年輪状の層になった生地をそれぞれ型に入れて伸ばして焼き上げ、サクサクの食感を生み出している。

バターをふんだんに使ったパイ生地は前日に仕込む。小ぶりなサイズも食べやすくて◎

「シンプルなのが好みだから」と、カスタードクリームにバニラビーンズなどは加えない。卵や地元産の牛乳と生クリームによる自然な甘みが、何度でも食べたい素朴な味に仕上げている。

トクイニコ・箱
トクイニコ・ショップバッグ

針金の持ち手が付いた持ち帰り容器や40色から選べる不織布の買い物袋もおしゃれで、手土産に最適! 

実際に取材した日は、お土産として10個以上買い求める人も。贈る相手の好みを思い浮かべながら色を選ぶのも楽しそうだ。

トクイニコ・内観

エッグタルトは温かみのある、少しレトロな木枠のショーケースに並ぶ。

店内にイートインスペースはなく小ぢんまりとした作りだが、カラフルな買い物袋がアクセントになっている。

トクイニコ・入口
トクイニコ・ショーケース

店主は東京都出身。元々はコンピューター関係の仕事をしていたが、ポルトガルでエッグタルトと出会ったことがきっかけでケーキ職人に転職し、2022年11月に米子市東倉吉町のタクシー会社事務所跡地でエッグタルト専門店を開店。24年夏に現在の場所にリニューアルオープンした。

カタカナが目を引く店名はポルトガル語で「東京」を意味する「トクィオ」をもじった造語。どんな由来があるのか、気さくな店主に尋ねてほしい。

トクイニコ・外観jpg

トクイニコ

住所:米子市立町4-163-12
電話:0859-49-1517
営業時間:10:00~売り切れ次第終了
定休日:末尾が1の日(1,11,21,31日)、4月20日、10月20日
駐車場:あり(2台)
Instagram:こちらから

(2025年9月26日現在)