「いろんな人が来て、好みのものを気軽に買ってくれる菓子店を開きたい」と夢を重ねた友人2人が営む。

食べておいしい素材を選んでいった結果、牛乳や卵などは地元のものに。

イチ押しはこだわりの粉とよつ葉乳業の発酵バターが生むザクザク食感が楽しいスコーンと、カスタードクリームを「食べにくいほど」詰めたクッキーシュークリーム。

カヌレやバナナブレッド、季節のクリームを挟んだヴィクトリアケーキなど、20種類ほど並ぶ焼き菓子は、連日閉店時刻を待たずに売り切れる人気ぶり!

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定番で作るのはほかにも塩キャラメルとクルミのケーキ、キャロットケーキ、プリンなどなど、聞いているだけでおいしそう。

お菓子の“ルーツ”は特に定めず、「おいしくて食べたいもの」を作る。

ヨーロッパ生まれのビクトリアケーキは、しっとりしたシンプルな生地に、フルーツのジャムなどを挟んだもの。今の時期はレモンカードとバタークリーム、レモンの時期が終わればミックスベリーのジャムが入る予定で、聞いているだけで楽しみだ。

粉はふわふわさせたいケーキ類、ざくざくホロホロが望ましいクッキーやスコーン類など、お菓子のタイプによって使い分けている。

素材へのこだわりを聞くと、砂糖はまろやかさとコクが出るきび砂糖、バターは圧倒的においしさが違うというよつ葉乳業のものが基本だが、ブランドにこだわらず、使って作って食べてみて、もう一回食べたいと思えるものを選んでいるそう。

「お客さん目線で『これで作られていたら安心だな』と思えることも大事にしています。特に地産地消は意識していませんでしたが、『これやっぱりおいしいな』と思ったものは地元のものだったりして、食に恵まれた土地であることを再発見しました」。

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お菓子の価格はスコーンやカヌレが250円程度、ブラウニーがチョコレート高騰のあおりをうけて500円程度…と納得のいく設定。

写真は上奥から時計回りに、ヴィクトリアケーキ450円、バナナブレッド350円、PAUSEの発酵バターなスコーン250円、アールグレイのスコーン300円、きび糖のカヌレ250円、チョコレートブラウニー500円、クッキーシュークリーム350円。

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店主は学生時代から10年来の友人・阿川さんと大屋さんの2人で、イートインコーナーに続く壁には、お互いの好きな本を並べた書架も。

お菓子やパンを作るのも食べるのも大好きだった2人が意気投合し、市内の名物カフェ「ビートルバーガー」のキッチンを間借りして製造・販売経験を積んだ。

いつか自分たちの店を持ちたいと口にしていたところ、その味に魅せられた知人や客たちが、物件探しや開業に向けた情報をくれるように。

念願の店舗オープンは2025年11月22日の「いい夫婦の日」。

“夫婦”ではないものの、ナイスコンビネーションな彼女たちにぴったりの開店記念日だ。

 

目指すのは「パン屋のようなお菓子屋から、ワクワクを届けること」。

パティスリーは少し敷居が高いイメージがあるが、いろんな人が気楽に来て、好きなものをラフに買っていく姿が理想だ。

オープンから2カ月あまりだが、すでに週に何度もやってくる近所のご常連も。

民家を改装した店舗が、通りにすっかりなじんでいる。

BakeShopPAUSE店舗外観

Bake Shop PAUSE(ベークショップ ポーズ)
住所:出雲市今市町1694-4
電話:0853-31-8757
営業:9:00~17:00(売り切れ次第終了)
休み:日・月曜日
駐車場:あり
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(記事は2026年2月7日現在)