山陰両県の新鮮野菜を使った家庭料理を味わえる。限定10食のkieloランチ(1,600円)はおかず10品以上に季節の炊き込みご飯と汁物が付く。

季節や天候、素材の旬を踏まえて献立を考えるので、メニューは週替わり。野菜をしっかりとれるので、ボリューム満点でも罪悪感なく食べられるのがうれしい。

取材日は朝どれトウモロコシの炊き込みご飯やキュウリとカニかまぼこ、大葉をさっとゆでたレタスで巻いて自家製梅みそを添えたロールサラダなど夏野菜たっぷりの品々が並んだ。

品数豊富だが、ほとんどはその日の朝に仕込むというから驚きだ。

Rキエロ・おかず1

ロールサラダ(手前)はシャキシャキの食感!チーズ入りちくわのフライはカレー味で、食欲が落ちる夏も食べやすい。

 
Rキエロ・炊き込みご飯

トウモロコシの炊き込みご飯。旬の野菜はご飯にも。

味付けには店主自家製の調味料や薬味が大活躍!キュウリとナスの酢の物は、ミョウガの甘酢漬けをあえているので酸味が柔らか。鶏むね肉にかけたタルタルソースには自家製ラッキョウ漬けが使われ、ほどよい酸味とシャリっとした歯触りがいいアクセントになっている。

丁寧な調理もおいしさの秘けつ。例えば炊き合わせの小鉢では、白オクラの色が抜けないよう、だしでさっと煮て、冷めた煮汁で寝かせて味をしみ込ませるなどひと手間かける。

Rキエロ・おかず2

フィンランドのブランド「イッタラ」のガラス皿で提供。和食を盛った小鉢を涼し気に演出している。

 

Rキエロ・おかず3

タルタルソースはラッキョウの食感も◎

 

本日のケーキ(600円)や自家製フルーツシロップソーダ割り(700円)などカフェメニューも好評。カルダモン香るマサラチャイ(700円)は温かいドリンクだが、夏でもリピーターもいるそうだ。

 

店主1人で調理から接客をこなしているため、原則インスタグラムから予約する。

予約に関する注意事項もインスタグラムから確認しよう。

Rキエロ・メニュー

ドリンクメニューも豊富にそろう

Rキエロ・2階

白い壁が明るい1階。大きな窓から自然光が差し込む

築40年以上の民家を、店主自ら柿渋入りの珪藻土の塗料を壁に塗るなどして改装した。

1人でも気兼ねなく食事や喫茶を楽しめるようにと、カウンター席は台所やテーブル席に背を向けて座る設計。グループや子ども連れの利用におすすめの2階席や、木製の屋根が付いた秘密基地のようなテーブル席も人気を集める。

Rキエロ・秘密基地

元々は押し入れだったスペースを改装した、屋根付きのテーブル席。おしゃべりが弾みそう!

キエロはフィンランド語で「スズラン」。北欧テイストの白と青を基調にしたシンプルで落ち着いた店内は、ほっと安らぐ空間だ。心と体に優しい家庭料理を味わってリフレッシュしよう。

Rキエロ・2階

ブルーグレーの壁紙がおしゃれな2階

Rキエロ・外観

ランチ・カフェ kielo
住所:境港市三軒屋町西2461-1
営業:11:30~16:00
休み:火~木曜日
駐車場:あり
Instagram:あり

(記事は2025年8月24日現在)