りびえーる朝ドラ取材班 連続テレビ小説「ばけばけ」ニュース 小泉八雲&セツ ゆかりの場所を まるっと 巡る「ばけバス」 好評運行中!<PR>
2025.11.25
観光ガイドの解説を聞きながら、連続テレビ小説「ばけばけ」にも登場するスポットを回る
「ばけバス」。
施設入館料込み、当日予約もOKで、土日を中心に2026年3月まで運行します。
りびえーる朝ドラ取材班の3人が、3時間半のバスツアーに出掛けてきました♪

取材日は朝から雨というあいにくのコンディション。
とはいえツアーなので運転や駐車場は心配いらず!
元気に…ばけ、バス、ノル!
取材日は通常の大型バスがお出迎え。
今後の運行ではオレンジ色が鮮やかな「やくもラッピングバス」に乗車できるのでお楽しみに♪

ばけバスの楽しみの一つが、ガイドの案内。
本日の担当は白いおひげもダンディな石垣さん!
男女4人のガイドが入れ替わりで担当し、それぞれの語り口が楽しめる。
八雲とセツについての解説はもちろん、朝ドラの撮影場所や史実との関わり、スポット内の必見ポイント、怪談の一説など、コースを通して聞きどころが満載!


松江駅から出発したバスは、宍道湖方面から松江大橋へ。
大橋のたもとは、ドラマに登場する「花田旅館」のモデルになった富田旅館があった場所。
ガイド・石垣さんのお話も、八雲に関する基礎知識から松江での滞在について流れるようにリンクしていき、実に分かりやすい。
思わず動画や写真にとりまくる取材班…両手が空くバスの旅って最高!


車は市営城山西駐車場のバス専門エリアへ停車、徒歩で城山稲荷神社へ。
普段は車で通り過ぎてしまう塩見縄手も、どこか新鮮に目に映る。
城山稲荷神社

松江藩の基礎を築いた松平直政公が創建。
境内には現在も400体を超える狐の像が残る、八雲お気に入りの場所。
やわらかく加工しやすい来待石独特の、風化して角が取れた穏やかな狐の表情を特に好んだそう。


歴史を感じさせる石段で聖地巡礼気分を満喫♪
境内には大小さまざまな狐の石像が並ぶ。


見つけると幸せになれるという玉を抱いた狐や、八雲が特に気に入っていたという狐をぜひ探してみて。
小泉八雲記念館


撮影協力(館内3点):小泉八雲記念館文豪・小泉八雲の生涯と著作、ともに生きた妻・セツについて、遺愛品の展示・解説を通して紹介。
2026年9月6日までは企画展「小泉セツ—ラフカディオ・ハーンの妻として生きて 第2期」を開催中で、セツについて深掘りすることができる。


建物入り口には、八雲の三男で画家だった清のアトリエで見つかった八雲の遺髪を収めた遺髪塔も。
オリジナルグッズも豊富で、記念に「KWAIDAN」初版本装丁がデザインされたノートを購入♪

旅の記念にガイド・石垣さんとパチリ!
気さくなお人柄にほっこり♪
小泉八雲旧居

八雲が松江滞在時に約5カ月暮らした旧松江藩士の屋敷。
帰宅すると和服に着替え、眺めながらくつろいだという三方の美しい庭は当時の面影を残す。


愛用の机と、家族を呼ぶときに使ったというホラ貝(ともにレプリカ)も展示。
机には実際に座ってみることもできるので、ドラマのオープニング映像と同じポーズで写真を…なんてことも可能。

記念のオリジナルスタンプも!
地元の名所は、いつでも行ける安心感から逆に、訪れる機会を逃しがち。
いい機会をもらって大満足!

時間がしっかりとってあるので、3カ所ともじっくり見て回ることができた。
すっかり雨は上がったけれど、駐車場までの歩道は屋根付きで快適♪

再びバスに乗り込み、一路八重垣神社へ。
月照寺の近くを通るタイミングで、「大亀」にまつわる怪談についても説明が。
夜な夜な動き出す恐ろしい存在だったと語られる亀の石像は写真で紹介してくれる丁寧さ。
日を改めて、ぜひ行ってみたくなった!
八重垣神社

古くは出雲国風土記にも記載がある、縁結びで人気の神社。
八雲は友人・西田千太郎と人力車で訪れた。
硬貨をのせた紙を池に浮かべて縁を占う「鏡の池」は必見。


まずはお参りし、社務所で占い用の紙(100円)をいただく。
八重垣の名の由来は、素盞嗚尊(スサノオノミコト)がヤマタノオロチを退治するとき、神社裏手にあたる佐久佐女の森(さくさめのもり)に八重垣を作って稲田姫命(イナタヒメノミコト)を隠し、守ったという神話から。
鏡の池はその神秘的な森の中にある…このあたりのお話も、石垣さんのガイドで予習はばっちり。
付近には根元は別々なのに幹が1つになっている “夫婦椿”も。
夫婦椿は神社の周りに3本あるので、ぜひ見つけてご利益を願いたい。


セツが占いをした際に、浮かべた紙が遠くに流れてなかなか沈まなかった…というエピソードは、ドラマでも生かされ名場面に。
恋愛や結婚だけでなく、社会生活の中で出会う人や仕事とのご縁も占える」と聞いていたため3人とも本気。
それぞれに紙とお金を浮かべ、良縁を願う。
八重垣神社を後にし、バスは松江駅へと帰路についた。
車中での最後のガイドは、今見てきたばかりの佐久佐女の森や夫婦椿など、古来樹木や花にも神が宿る信仰があった…という話から、謡曲「杜若(かきつばた)」が出てくる怪談「小豆とぎ橋」へ。
ひときわ恐ろしい一話だが、「八雲が伝えたかった怪談のメッセージは、恐怖のみに終わらない、人間の切なさや共感にこそある」というしめくくりが温かく心に残った。
終わりに…

「あいにくの天気でもバスなら楽々。少し高い位置から見る松江の街は、表情が違って見えました」
「松江城周辺と八重垣神社は離れてるから、バス1本は便利! ツアーパスでスムーズに施設入場できるのもよかったね♪」
「ガイド付きで大満足! ドラマが進むにつれて解説や案内ももっと楽しめそう。また乗りたいって思っちゃう」
3時間半があっという間だった…と、楽しかったバスの旅に大興奮!
観光で来県した人にすすめたいのはもちろんだが、地元に暮らしていても新たな発見に胸が躍るひとときを過ごせた。
いいぞ、ばけバス!
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