眠くなったので寝る、夜なので寝る…1日=24時間のうち1/3を占める「睡眠時間」。
質にこだわると健康な体と心を手に入れられるかも? と言ったら皆さん、興味がわきませんか?
「睡眠時間」の有効活用、寝ている間に健康になろう!
質の良い睡眠について秀黄内科
クリニック(松江市)の門脇秀和院長に聞きました。

睡眠を取り巻く社会環境

厚生労働省の指針で、生活習慣病予防や精神的安定に不可欠とされ、国民的課題として改善が求められています。

近年は、スマートウォッチひとつで睡眠の評価ができるようになりました。また、有名スポーツ選手が睡眠を大切にしていることが報道されたり、睡眠の質を改善するというようなうたい文句の飲料品が売り出されたり、睡眠時に着ることによって、これまで以上に疲労の回復が望める可能性が示唆された商品が話題になったりしています。

睡眠は、単なる時間だけではなく、その質にまで注目が集まるようになっています。

 

睡眠の質がもたらす真の効能ーいち内科医の立場で、エビデンスをひもとく

0204_睡眠特集_日中の過ごし方

 

0204_睡眠特集_イラスト1

良質な睡眠は、単なる身体の休養ではなく、心身の健康を守る基本となります。

睡眠は「脳の老廃物を除去」し、記憶の定着を助けると同時に「免疫機能を高める」ことにつながります。

逆に、睡眠不足は、「炎症性物質を増加させ、糖尿病や心血管疾患、がんのリスクを高める」ことにつながります。質の低い睡眠は、「注意力やワーキングメモリを低下」させ、「日常生活や仕事の生産性の低下」に直結します。

内科医の立場から言えば、睡眠は、薬に勝る「自然の治療」であり、患者の健康維持に、「最も費用対効果の高い介入」です。睡眠の質を整えることが、「未来の自身の心身への投資である」と強調したいのです。

睡眠の質の改善への実践的アプローチ

0204_睡眠特集_イラスト2

では、私たちは、どのように睡眠の質を高めればよいのでしょうか。

第一に重要なのは「生活リズムの安定」です。「毎日同じ時間に起床すること」で体内時計が整い、深い睡眠が得られやすくなります。しかもそれは「週末も同様に」という点は、強調すべき部分と思います。

就寝前のスマートフォンやPCの使用は、覚醒作用をもたらすため、控えることが推奨されます。日中からタ方にかけての適度な運動は、睡眠の深さを増します。しかし、睡眠直前、交感神経を刺激するような激しい運動は控える方が賢明です。アルコールやカフェインの摂取は、睡眠の質を損なう可能性があるため、注意が必要です。

近年は、睡眠環境の改善も注目され、静かな寝室、適切な温度·湿度、快適な寝具が質の向上に寄与することが示されています。これらは、科学的エビデンス(根拠)に基づく「行動療法」として、薬物に頼らず自然に眠りを導く方法です。特におすすめなのは、寝る前に行うリラックスにつながるルーティン、寝具やライトなどの睡眠環境の整備です。

 

0204_睡眠特集_非薬物療法

 

0204_睡眠特集_イラスト3

最後に、内科医として強調したいのは、睡眠改善は特別な治療ではなく、誰もが日常生活で取り入れられる「予防医学の実践」であるということです。

 

 

 

0204_睡眠特集_門脇院長

秀黄内科クリニック
門脇 秀和 院長

Profile

2001年島根医科大学(現:島根大学医学部)卒。「近所の兄ちゃん」と地域の人に親しまれる、何でも相談できる先生。予防医学にも精通している。

 


0204_石倉工業
0204_インテリアたなか
0204_足立ふとん店
0204_TENMAYA
0204_4claps
0204_たにや
0204_en
0204_hiro