もう一品野菜料理が欲しい時、買い置きしておくと便利な食品が「切り干し大根」です。

価格も手頃で煮物にするとおいしい乾物野菜ですが、ちょっとしたアレンジで気の利いた一品に。

変幻自在の切り干し大根料理、ぜひお試しください

切り干し大根のカレー炒め(2~3人分)

○材料

切り干し大根…20グラム ニンジン…20グラム ピーマン…20グラム ツナ缶…30グラム サラダ油…少々 

酒・濃い口しょうゆ…各大さじ1 みりん…小さじ2 カレー粉…小さじ1/2

(1)切り干し大根は水で戻しておく。

(2)ニンジン、ピーマンは3~4センチ長さの千切りにする。

(3)フライパンにサラダ油を熱し、ニンジンと切り干し大根を入れて中火で炒める。切り干しが硬い場合は戻し汁を加えて煮てもよい。

(4)切り干しが軟らかくなったらツナ缶とピーマンを加えて加熱し、さらに調味料を入れて炒め煮し、味がなじんだら火を止める。

ヨーグルトごまみそあえ(2~3人分)

○材料

切り干し大根…20グラム プレーンヨーグルト…80グラム キュウリ…1/2本 ロースハム…2枚

白みそ・すりごま…各大さじ1 ごま油…少々

(1)切り干し大根は水戻しせず、ヨーグルトと混ぜて(写真(1))冷蔵庫で1晩置く。

(2)キュウリは千切りして塩もみし水気を切る。ハムも千切りにする。

(3)(1)に、(2)と白みそとすりごまを加え、ごま油を少々加えて味を調える(写真(2))。

※(調理ポイント)ヨーグルトで戻す場合は、細切りの切り干し大根(写真(3))を使いましょう。

切り干し大根の栄養と調理のポイント
切り干し大根は大根の栄養がギュッと凝縮されており、カルシウムやビタミン B1、B2、鉄、マグネシウムなどが豊富。調理の際、水で戻す時間が長すぎるとうま味が逃げてしまうので要注意。戻し汁にも栄養が含まれているので、捨てずに煮汁として使うといいですね。

山陰中央新報社文化センター講師・日本体育協会公認スポーツ栄養士