りびえーる本紙でも大きな反響をいただいている子育て応援企画「教えて!青山せんせい」のWEB版。
就学前から10代後半までの子どもたちを持つ親&祖父母へ向けて、毎回さまざまなテーマをお届け。どの世代へ向けたお話も、どこかで必ずあなたのお子さん・お孫さんにつながるのが不思議です。
子どもも親も祖父母も幸せになる…子育てを楽しんじゃうヒントを、この連載で見つけてください!

教えて!青山せんせい 学年末に考えたい3つのポイントと3つの対話 後編

新年度が目前にせまった学年末のこの時期は、来年度をどんな一年にしたいかを考えたいもの。
できなかったことを省みるだけでなく、マインドを「子どもの成長」にフォーカスして、彼ら自身の「育つ力」を後押しできるようになるのがベストです。

今回は、年度末にもう一度考えておきたいポイントを前編に、来年度につなげるための“対話”を後編に、ゆっくりじっくり考えましょう。


それでは今回も…教えて!青山せんせい!

学年末にやってほしい、親子の3つの対話

前回は、子どもの成長のために今押さえておきたい3つのマインドを考えました。
今回は年度末の振り返りとして、ぜひ実践してみてほしい親子の対話についてです。

これはぜひ実践してみてください。
(子どもが新しいことにチャレンジする時期は、親も新しいことにチャレンジしましょう!)

時間は10分もあれば十分です。

 

対話1 「今年度、うまくいったことは何?」

結果じゃなくて、過程を聞く
「続けられたこと」「前より楽になったこと」を拾ってあげる。

 

対話2 「今年度、しんどかったことは何?」

責めないで、聴く。
「なんでできなかったの?」ではなく、「どこがしんどかった?」でいい。

 

対話3 来年度、自分で決めたいことは何?

勉強でも生活でも、人間関係でもいいので1つだけ、「自分で決める領域」を持たせてください。

 

202603挿絵

この3つについて話をしておくと、子どもの中に「次はこうしてみよう」が生まれます。

これが、学年末の本当の意味です。

 

親の合言葉は「先回り」より「信じて待つ」


この時期は、親も揺れます。

心配だから言いたくなる。
不安だから管理したくなる。

でもね、ここであえて、これでいきましょう。

信じて待つ。

だって皆さんも親に信じてほしかったでしょ?!

見守るとは、信じること。

今すぐ変わらなくても、育ちは止まっていない
遠回りに見えても、内側では準備が進んでいる
親が落ち着くほど、子どもは動き出しやすい
 
でもね、これって“子どもを信じる”んじゃないんですよね。

実は、親が自分自身を信じることかも。

大体、子どもを信じられないのは…親が自分の不安に負けるているんですよ。
親が自分に待ててないんです、我慢ならないんです。

学年末は、反省会の季節じゃない。
そして負荷をかける時期でもありません。

次につなぐ準備の季節です。

前編の繰り返しになりますが、これからの時代に必要なのは、指示で動く力だけではありません。

自分で考える力。
違いと共に生きる力。
自分の言葉で伝える力。
そして、崩れても戻る力。

その土台は、家庭で育ちます。
毎日の関わりの中で、少しずつ、ちゃんと育ちます。

だからこの学年末は、「できなかったこと探し」で終わらず、“これからどう育っていくか”を親子で見る時間にしていきましょう。

 


青山さん写真

「しあわせなおかあさん塾」青山節美さん(松江市)

親学ファシリテーターとして4,000人以上のお母さんたちと接する中で、「親が変われば子どもの未来は変わる」を理念に2018年同塾を開講、講座動員数は現在延べ1万人以上。

 登録者数4.51万人(2026年2月末現在)を数えるYouTubeチャンネルでも迷える親たちへ具体的なヒントとエールを送り続けている。