ばんだい先生
☆家計アドバイス☆

あなたのお宅の家計はいかがですか? 
ファイナンシャルプランナー(FP)の上級資格を持つばんだい先生が、家計改善や資産形成のポイントをアドバイスします。

 

Q.自分たちの生活費が分かりません!

夫婦共働きです。生活費を計算してもらうとこのままでは住宅取得、子ども大学時、定年以降に貯蓄が底をつくことが分かりました。簡単なルールは決めていますが、お互いが自由に給料を使ってきたため、毎月の生活費が想像以上でした。

家族構成
Aさん(松江市、35歳・会社員)、夫(40歳・会社員)、子ども2人(小・中学生)

A.

私は家づくりでも必ず家計の把握から始めるので、他の相談も含め過去に700件を超える家計相談を行ってきました。その際、生活費は基本となる重要な情報です。

自分たちの生活資金や老後資金が足りるかを判断する方法は主に2つあります。1つ目は、数十年先までの家計収支と手元のお金の残高を試算する「将来家計簿」の作成、2つ目は老後も含め将来の世帯収入と支出を比べ、過不足を把握する「収支表」の作成です。どちらの場合でも、精度を左右するのが生活費の正確さです。

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相談者に月の生活費を尋ねると、一番多いのが「把握できていない」という回答です。

固定費(住居費、水道光熱費、通信費、教育費、保険料など)は銀行通帳で確認できます。一方、変動費(食費、交通費、医療費、教養娯楽費など)は感覚に頼った数字になっているため、自己申告の生活費の額は実際の生活費よりかなり少なくなりがちです。家計簿やアプリを使って生活費を正確に把握できている人は5%もいません。後述する方法で正確に生活費を計算した結果が自己申告より5~7割多いというケースは普通で、中には自己申告の2倍以上という例もあります。

家計簿などで支払い履歴を積み上げて生活費を正確に把握することは、実は相当難しいことが分かります。


生活費を正確に計算する方法

「 昨年の世帯収入(手取り額)- 一時的な支出 - 昨年1年間で増えた貯蓄額 = 年間生活費 」


それでも正確な生活費が分からない原因は2つあります。口座が幾つかに分かれているか、Aさんのようにお金を夫婦が別々に管理あるいは使っている場合です。どちらも全体の把握を難しくします。前者の口座が複数ある場合は用途別に整理すれば逆に収支が把握しやすくなるときもあります。食費や通信費など支出項目によってはカードやキャッシュレスの支払い方法を分けて使うのも有効です。

生活費が想定以上に多くて、費目を細かく見直したいときは、とりあえず1カ月のモニタリングで支出を書き出し、無駄遣いの「見える化」をお願いしています。課題意識を持って行うと何にどれだけ使っているかが明確になり、不要な支出が自然と浮かび上がります。 

最後に一言、生活費に正解はありません。将来、無事に家族の夢が実現できればそれが正解です。

アドバイス

1. 将来の夢実現には生活費が大きく影響します。

2. 細かい費目は必要なく、総額の把握でOKです。

3.
夫婦共働きの家計では特に全体把握に注意。

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ばんだいこうじ


年間100件前後の家計・保険・老後設計・年金・資産運用の家計相談を実施。住宅に関しては、船井総研をはじめ全国各地で専門家に指導・講演を行う住宅業界のカリスマ。松江にあるFP住宅相談所では家づくりが楽しくなるセミナーを開催し、累計350棟以上の家づくりを実際にサポート。

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