2026年2月で開店2周年を迎える焼きいも専門店。

サツマイモのおいしさと奥深さに魅了された店主が、飯南町頓原で栽培されるブランドいも・森の絹のシルクスイートと紅はるかをメインに、北海道や千葉、鹿児島、大分など国内各地のおいもで「産地や栽培農家で味わいが違う」というその魅力を伝える。

森の絹Mサイズ1本450円~(価格は大きさ・品種で異なる)。

こいもや壺
こいもや壺2

おいもを焼くのは、同町と島根大学が共同開発した焼きいも壺(つぼ)。

品種ごとに温度や時間を最適に調整するのだそう。

「サツマイモのデンプンは、アミラーゼという酵素の働きで糖に変わることで甘くなるのですが、その働きが高まる温度は品種によって違います。森の絹だと80℃くらいですが、大分の紅はるか・甘太くんでは70℃くらい。イモ内部を最もおいしくなる温度で保つため、2時間以上かけてじっくり焼いています」と店主の岡さん。

弱火でじっくりが焼きいものコツ…くらいの予備知識だったが、理論で説明してもらい、目からうろこが落ちる。

こいもやサツマイモアップ

こうして、品種ごとに本来のポテンシャルを引き出された焼きいもは、食感も風味も段違い!

口中でねっとりととろける森の絹は極上のスイーツのようで、もはや皮さえも美味。

持ち帰って冷めた場合はレンジ500~600W1分程度で焼きたてのおいしさになるそうだ。

 

日によって産地・品種2~3種類が並び、食べ比べも楽しい♪

この冬は、潮風に当たったほのかな塩味が特徴という北海道産シルクスイート「オホーツクシルク」や、「日本さつまいもサミット2024-25さつまいも・オブ・ザ・イヤー」を受賞した千葉県・希ファームのべにはるかなどが登場する予定。

こいもやサツマイモ保存
こいもやサツマイモ紅ハルカ

土地、その年の天候、さらには作り手によっても味が違うのがサツマイモの魅力だという岡さん。

仕入れは、できるだけ農薬を使わない農家と契約して直送してもらっている。

「秋ごろの収穫後、すぐに食べるフレッシュなおいしさもありますが、追熟で甘みを増し、実は3~5月ごろが最もおいしくなります。その間適正に温度・湿度を管理することが大事なんですが、スーパーなどで手ごろに手に入るものと、農家さんがきちんと貯蔵しているものとでは、味が格段に違うんです」

昨今では環境の変化もあって、北海道など本来産地ではなかった地域でも盛んに作られるようになったり、人々の好みの変化やさつまいもスイーツブームなども後押しして、たくさんの新品種が出回るようになった。

食感もホクホク、ねっとり、その中間どころのホクしっとり…とさまざま。

「農家さんに大切に育てられたおいもですから、自信をもって店に出せるように、新品種を仕入れたときは試し焼きを繰り返します」

今一つおいも本来の味が出ないときはお蔵入りになることもあるそう。

そこまでするのか、焼きいも専門店!

こいもや店頭
こいもや店舗外観2

店頭では干しいもや焼きドーナツも販売。

もともと家で作る焼きいもが大好きだったという岡さんが夫婦で切り盛りする。

森の絹を焼いたときのあまりのおいしさに衝撃を受けたことが開業のきっかけだそうで、サツマイモ愛がつのるあまり、実際に栽培したり、「さつまいもアンバサダー」の資格も取得。

サツマイモを焼いて食べる…その世界は、シンプルだからこそ奥深い!

こいもや店頭

焼き芋店 こいもや
住所:出雲市平田町2756-3 【MAP】
電話:0853-63-2675
営業:10:00~16:00
休み:日・月・水・木・金曜日(火・土曜日営業。イベント出店で休みの場合あり、Instagramを確認)
駐車場:あり(3台)
Instagram @yakiimoten_koimoya

(記事は2026年1月22日現在)