省エネ住宅って何?

 

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暑さも寒さも気にせず、いつでも心地よく過ごせる場所があったら

 

そんな願いを叶えてくれるのが、省エネ住宅です。気温に左右されにくく、お財布にも優しく快適さを保てる秘密は、家そのものの「つくり」にあります。さらに、自然の光や熱、風を上手に取り入れる工夫も加われば、心地よさと環境へのやさしさが、そっと暮らしに寄り添ってくれるのです。

 

そんな省エネ住宅で、実際にどんな暮らしが生まれているのでしょうか。次のページでは、理想の住まいをかたちにした施主の声をご紹介します。経済性と快適さを両立させた工夫や、住んでみて初めて気づいた魅力とは―そのリアルな言葉に、きっと新しい発見があるはずです。

 

省エネ住宅の種類

省エネ住宅にはいくつかの種類があります。代表的なものは以下の3つです。

ZEH(ゼッチ) 住宅

「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、家庭で使うエネルギー量を太陽光発電などでまかなう住宅。断熱性・省エネ性・創エネ性の3つを兼ね備えた次世代型の住まいです。

長期優良住宅

耐震性や劣化対策、省エネ性能など、複数の基準を満たした住宅。長く安心して住めることが目的で、メンテナンス計画も義務付けられています。

認定低炭素住宅

二酸化炭素の排出量を抑えるための設備や設計が施された住宅。断熱性や省エネ設備の導入が条件となり、環境負荷の少ない暮らしを実現します。

これらの住宅は、国や自治体の補助金制度の対象となることが多く、導入のハードルを下げる支援が整っています。島根県でも、ZEH住宅に対する補助金制度があり、最大で210万円程度の支援が受けられるケースもあります。

 

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省エネ住宅 実例1
松江市内 Aさん邸

心地よい空間が、当たり前の日々に健康と安心を育む、やさしい住まい

 

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「子どもが風邪をひかなくなったんですよ」松江市内に暮らすA さんが選んだのは、高断熱・高気密のZEH(ゼッチ) 住宅です。室内は一年を通して穏やかな温度が保たれ、寒暖差に悩まされることもなくなったそうです。「住み始めてから、いい意味で何も感じなくなった」と特に不満がないことが、 快適さの証だといいます。

太陽光発電でEV車の充電までまかなえるため、住宅と車の電気代を合わせても、夏場の支出は月 5000円ほど。エアコン1台で 2階建ての家全体が、快適な温度と温度に保たれていて、電気代を気にしなくていいという安心感が、数字以上の価値を感じさせてくれます。

さらに、住まいの快適さに加え、 施主の理想やこだわりも実現させています。「窓から見える山の景色がいいんですよね」Aさんがふとこぼした一言に、リビング空間へのこだわりが感じられます。のどかな里山の風景を取り込むため、 あえて北側に大きな窓を設けました。北側はどうしても寒くなりがちですが、断熱性の高い窓や空気の流れを考えた設計、断熱材の工夫といった田辺工務店の技術によって、快適さをしっかり保っています。

外壁には島根県産木材の杉板を採用。一般的な材料に比べて初期費用は高いものの、メンテナンスがしやすく、将来的なコストを抑えられます。

「家はずっと住む場所だからこそ、快適さもコストも納得がいくまで考えたかったんです」そう語るAさんの視線の先には、柔らかな日差しと家族の笑顔がありました。

 

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北向きの窓からやわらかい光が注ぐ、快適で開放的なリビング。

細部まで計算しつくされた美しさに工務店の技術力が息づいています。

 

 

 

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2階にある空調室から吹き抜けを通じて、冷気が家全体にいきわたります。

写真のエアコン1台で全室の空調をまかなう快適な住空間を実現しています。

 

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トリプルガラスを採用。遮熱・断熱性に優れ、室内の快適な湿度を保ちます。

 

有限会社 田辺工務店

〒690-0024 島根県松江市馬潟町120-12

電話.0852-37-1406 FAX.0852-37-2956 代表取締役 田邊友和

田辺工務店HP:こちらから

 

 

省エネ住宅実例2
出雲市内 Bさん邸

“冬に半そで”という贅沢 断熱・太陽光・床下暖房でかなえた「快適すぎる暮らし」

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Bさんのこだわりが息づくりビングは、県産木材の床がやさしいぬくもりを演出。県産木材使用による補助金も活用し、心にも環境にもやさしい住まいが完成しました。 

 冬の朝、目覚めてすぐに半そでで過ごせる。そんな暮らしが、 出雲市のBさん邸で実現されています。

 床下に設置された暖房設備が、家全体に空気をやわらかく循環させ、どの部屋も温度差がありません。屋根に敷き詰めた太陽光パネルのおかげで、家で使いきれなかった分を売電する余裕もあります。「エアコンをつけっぱなしにしても罪悪感がないんです」とBさんは笑顔で話します。寒い時期の浴室や夜中にトイレに立つ際など、急激な温度変化によるヒートショックの予防にも役立っています。

 設計にもこだわりがあります。敷地を贅沢に使って南向きに傾けたことで、冬場でも暖かな日差しを取り入れることができます。勝部建築の丁寧な提案をもとに、自然の力を味方につけた設計は、エネルギー効率だけでなく暮らしの質にも大きく貢献しています。

 「見た目の好みは妥協できても、暑さや寒さといった『快適さ』は妥協できません。一生ついてくるものだから」と語るBさんの眼差しには、心地よさを妥協しない、家づくりへの確かなこだわりが込められていました。

 

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床下へ暖気を循環させる暖房設備。寒さが数しい山陰の冬でも、 時には半そでの服で過ごせるほど室内が暖かく保たれるそう。

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陽の光がやさしく降り注ぐ心地よい縁側スペースのあるリビング。自然の恵みを最大限に活かした、環境と調和する住まいです。

 

株式会社 勝部建築

〒699-0622島根県出雲市斐川町名島771-1 代表取締役 勝部 宏 TEL.0853-31-4015 FAX.0853-31-4016

勝部建築HP:こちらから 

 

 

省エネ住宅実例3
益田市 Cさん邸

子育て世代にちょうどいい。 経済性と快適さを両立した、賢い住まい選び

 

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屋根上に設置した太陽光パネルが県西部の強い日差しを受け止めます。自然の力を賢く活用した、エネルギー効率の高い住まいです。

 

 家計にやさしく、心地よく暮らす。電気代の高騰を背景に、省エネ性能に魅力を感じて選んだ ZEH(ゼッチ) 住宅で快適な日々を送るCさんに、家づくりへのこだわりを聞きました。

 現在は、16畳用のエアコン1 台で家全体の空調をまかなえるほどの断熱性能を誇り、なんと以前のアパート暮らしと比べて光熱費は半分以下に。特に夏場は、太陽光発電による売電収入が支払う電気代を上回ることも。初期コストは通常の住宅より高かったものの、補助金などを活用し、長期的な視点でのコストシミュレーションを重ねた結果、納得のいく選択となりました。

 Cさんがこだわったのは、『今の家族にぴったりで、これからもずっと使いやすい家』。 コンパクトで無駄のない間取りに、家族みんながくつろげる広めのリビングを中心に配置。 将来、部屋を分けたいときにも対応できるようになっていて、 家族の成長や生活の変化にも合わせることができます。

 理想の住まいづくりのために、「ZEH(ゼッチ)住宅は施工業者の技術力が重要。岩見建設のような信頼できる業者を選び、施主自身も工務店が主催する勉強会などで知識を深めることが大切です」とCさんは語ります。納得のいく家づくりは、信頼と学びの積み重ねから生まれるのかもしれません。

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ライフスタイルに合わせて区画ができる大きなリビング。こだわりと愛が詰まった無駄のない空間です。

 

岩見建設 有限会社
(R+house石見店)

〒698-0047 島根県益田市かもしま西町6-21
TEL.0856-22-8268
代表取締役社長 岩見基史

岩見建設HP:こちらから