観光情報紙あ・るっく2025秋~安来のまちめぐり
2025.09.11
安来市は島根県の東端、鳥取県との県境に位置し、歴史や文化、美しい自然を有する町です。
戦国時代は合戦の舞台、江戸時代は鉄の積出港として栄え、独自の文化や伝統が今に受け継がれながら新しい時代をつくり続けています。
“やすけく”安来で心安らかなひとときを過ごしませんか。
※スサノオノミコトがこの地を訪れ、「吾が御心は安平(やす)けくなりぬ」から「安来(やすぎ)」というようになった(出雲国風土記より)。「やすけく」とは、心安らかという意の古語。

1.和鋼博物館


日本の伝統的製鉄法 「たたら製鉄」の歴史を学べる博物館
砂鉄を原料に優れた鉄を生み出す日本古来の伝統的な製鉄法である“たたら製鉄”を含め、古代から近代までの鉄の歴史を分かりやすく学ぶことができます。たたら場で使われていた「天秤鞴(てんびんふいご)」の操作体験型展示や、日本刀を持つ体験など大人から子どもまで楽しみながら学ぶことができます。
住所:島根県安来市安来町1058 【MAP】
電話:0854-23-2500
2.安来節演芸館


生の安来節を本場・安来市で どじょうすくい踊り体験も大人気
各地から訪れる船乗りたちが唄う民謡などの影響を受け、江戸時代に誕生したと言われている安来節。本場・安来市で安来節をお楽しみください。土日祝1日2回公演。平日は、20名以上の団体でご予約を賜ります。
住所:島根県安来市古川町534 【MAP】
電話:0854-28-9500
3.月山富田城跡



難攻不落の天空の城
標高190mの月山を中心に、飯梨川に向かって伸びる広大な山城。時代のうつろいによって城主が変わりましたが、一度も落城しなかった難攻不落の城です。最後の城主 堀尾氏が松江城を築城して本拠を移すまで、山陰の中心として繁栄しました。1934年に国の史跡に指定され、2006年に「日本100名城」、18年に日本遺産「出雲國たたら風土記」の構成文化財にも選定されています。
住所:島根県安来市広瀬町町帳752 【MAP】
電話:0854-32-2767(安来市立歴史資料館)
4.さぎの湯温泉


鷺の伝説が残る美肌の湯
白鷺が足の傷を癒した伝説に由来する歴史ある温泉で、歴代藩主の御殿湯としても栄えました。無色透明の源泉は50度ほどで湯量も多く、さらっとした湯ざわりが身体を芯からあたため、湯上がりもぽかぽかが持続します。また、新陳代謝を促し、肌の活性化を助ける美肌温泉としても知られます。米誌ランキング日本一の庭園で知られる足立美術館の近くにあり、美術館を楽しんだあとにゆったり温泉につかるのもオススメです。
住所:島根県安来市古川町
電話:0854-23-2377(安来市観光案内所) ※ご予約は各施設へ
5.足立美術館


美しき日本庭園と日本画の共演
安来市出身の実業家・足立全康が収集したコレクションをもとに、1970年に開館しました。創設者の庭づくりへの情熱を生き生きと伝える5万坪の広大な日本庭園は、枯山水庭や白砂青松庭など、四季を通じて美しい姿を見ることができます。近・現代の日本画、陶芸など総数約2,000点をコレクションし、そのうち日本画は横山大観をはじめとした巨匠たちの名品を多数所蔵しており、庭園の四季のうつろいに合わせて順次紹介しています。
住所:島根県安来市古川町320 【MAP】
電話:0854-28-7111
6.安来市加納美術館


恒久平和を願い続けた画家の美術館
安来市出身の画家・加納莞蕾の絵画と恒久平和への業績が展示される地域文化の発展と、文化活動や生涯学習の拠点。子どもたちの平和学習などにも役立てられています。絵本原画展など年間数回の企画展・コレクション展を開催しています。山あいにある風光明媚な美術館で、ゆったりとご鑑賞ください。
住所:島根県安来市広瀬町布部345-27 【MAP】
電話:0854-36-0880
6.清水寺

587年創建の厄払いの寺院
紅葉と桜の名所としても有名な十一面観音様をご本尊とする587年創建の天台宗寺院。戦国時代に尼子・毛利の戦いで戦火に見舞われましたが、江戸時代に復興。数多くの国指定重要文化財や島根県指定有形文化財が点在し、山陰地方では珍しい三重塔は農村や街並みを一望できます。広い境内には羊羹屋や旅館があり、三重塔を眺めつつ精進料理をいただくことができます。
住所:島根県安来市清水町528 【MAP】
電話:0854-22-2151
観光についてのお問い合わせ
安来市観光案内所
電話:0854-23-2377
一般社団法人 安来市観光協会
住所:島根県安来市安来町2093-3
電話:0854-23-7667
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