あげ、そげ、ばけ。小泉八雲とセツが出会ったまち 松江
2025.09.11

明治時代の文豪小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と、妻セツは、「古き良き日本の面影」が残るまち・松江で出会いました。八雲とセツがともに過ごし、愛した松江の地を、二人が生きた時代に思いをはせながら巡ってみませんか。(監修:松江市)

「あげ、そげ、ばけ」って どんな意味?
「あげ、そげ」は松江の人にとっては「親しみのある言葉」ですが、出雲地方以外の人にとっては純粋に「音」として面白い響きをもつ言葉です。
また、松江をアゲていくこと、不要なものを削いでいくことで変化していく、「あれも、それも、ばけるよ。」という意味が込められています。
小泉八雲記念館

『怪談』や『知られぬ日本の面影』などの著書で知られる小泉八雲の直筆原稿や愛用していた机、洋服など約150点の展示品が並ぶ。セツに焦点を当てた企画展も開催しており、セツの化粧道具や八雲に宛てて書いた手紙などを展示しています。
松江市奥谷町322 【MAP】
☎︎ 0852-21-2147
月 照 寺

八雲が一番好きだったという、松江藩主松平家の菩提寺で、特に緑の木々に囲まれた静かな境内を好んだそうです。境内にいる大亀の石像が夜中にのそりのそりと這い出して市中を暴れ回ったという「大亀」の伝説が有名です。
松江市外中原町179 【MAP】
☎︎ 0852-21-6056
八重垣神社

縁結びの神をまつる神社。境内の奥にある「鏡の池」は、紙の上に小銭を乗せて浮かべ、沈む速さと場所で良縁を占うことで知られています。セツが娘時代に訪れて占った場所であり、八雲の著書『知られぬ日本の面影』にも登場します。
松江市佐草町227 【MAP】
☎︎ 0852-21-1148
松 江 城

2025年7月に国宝指定10周年を迎えました。八雲はたびたび松江城あたりに足を運び、天守を「大きな塔(パゴダ)」と呼んだといいます。『知られぬ日本の面影』の中で「大きな怪物を寄せ集めてつくった龍のようだ」とたとえています。
松江市殿町1-5 【MAP】
☎︎ 0852-21-4030
小泉八雲旧居

八雲とセツが住んだ国指定史跡の「小泉八雲旧居」は、松江藩の武家屋敷です。実際に暮らしたのは5カ月間と決して長くはない期間でしたが、八雲はこの家の庭を大変好みました。
松江市北堀町315 【MAP】
☎︎ 0852-21-2147
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