韓国の苗字
みなさん、 안녕하세요(アンニョンハセヨ) ‼
今回は、韓国人の苗字のお話をしてみようと思います。
韓国人は、朴 香善(パク ヒャンソン)のように、苗字1文字(朴)に、下の名前が2文字(香善)の構成が一般的です。2文字の苗字もありますが、かなり少数です。
韓国の苗字(姓)は、約280種でかなり少ないです。日本の苗字は約30万種(※日本苗字大辞典による)といわれているそうです。皆さんもよくご存じの、金(キム、21.6%)や李(イ・リ、14.8%)、朴(8.5%)の3つの苗字が人口の約45%を占めています。さらに崔(チェ、4.7%)、鄭(チョン、4.4%)を加えて5つの苗字で人口の過半数を占めます。
このように同じ苗字が多くて区別がつかないので、本貫(ポングァン)で区別します。
本貫は、祖先の出身地(発祥地)のことです。
例えば、同じ「金」姓でも「慶州金氏(경주 김씨)」や「金海金氏(김해 김씨)」などのように、苗字の前に本貫(地名)をつけて家系を区別します。これは日本にはない独特な制度です。
社会的・文化的背景から同姓同本(苗字も本貫も同じ)同士は、近親婚と見なされて結婚が禁止されていました(2005年以後廃止)。
結婚しても苗字を変えることはないので、基本的に夫婦別姓ですね。子どもが生まれると父の姓をもらうのが一般的なので、一家で奥さんまたはお母さんだけが違う苗字です。
私は夫が日本人なので、結婚することで苗字を変えることに最初は少し抵抗がありました。が、なんと‼!外国人は夫婦別姓でもよいと役所で言われて、私の身分証は全て朴香善(パクヒャンソン)のままです。良かった^ - ^
それから、私のように外国国籍の人が日本人と結婚することで日本国籍になると思ってる方が多いようですが、それは全然違いますね。
ちなみに、日本国籍を取得するためには、まず法務局に申請をする。その後、法務局は申請者のご近所の人々と職場の人々にインタビューをするなどして申請者を審査するそうです。それが1年ぐらいかかるそうです。