【松江市】<ろんぢん>島根県産和牛の絶品すき煮で名店の味に親しむ
2026.03.14
時計店として創業後、1969(昭和44)年に開業したしゃぶしゃぶ料理で名をはせる。
10年前の移転を機に看板に加えたすき焼きやハンバーグ(サラダ・ライス付き2,640円)、ナポリタン(サラダ付き1,760円)といった洋食も大人気。
小泉八雲・セツにちなんだ新メニューでは、名店の味を気軽に堪能できる。
「小泉セツ」セット(2,860円、写真)は、しゃぶしゃぶでも供される島根県産和牛肉と鍋野菜、うどんなどを秘伝の割り下で煮込むすき煮をメインに、白飯か麦飯、山芋トロロ、一力堂の「ハーンの羊羹(ようかん)」が付くよくばりな内容。



市内の蔵元による天然醸造木桶(おけ)造りの濃厚なしょうゆの風味と、ざらめ糖の絶妙な甘みで食が進むすき煮は、程よい霜降りでとろけるようなお肉もさることながら、味のしみた白菜やきのこ、モチモチ食感のうどんに至るまで、さすがの味わいにうなる!
ご飯はお好みで麦飯を選べるので、粘りの強い鳥取産山芋との相性の良さを楽しんで。
最後は小泉八雲が好んだという羊羹(ようかん)のレシピを再現した、市内の和菓子店・一力堂「ハーンの羊羹」でしめくくり。
口のなかでほどけるなめらかな食感は、羊羹が苦手な人にもぜひ食べてみてほしい。
ちなみに対を成す「小泉八雲」セットでは、八雲が特に好んだというビフテキプレートが主役だ。

洋食を中心とした気軽なメニューもそろう。
こだわりすぎて評判となり、レトルト商品まで開発してしまったという大正浪漫ビーフカレー(サラダ付き1,760円)や、エビの入ったナポリタンなど、ランチタイムはもちろん、夜にも注文できるのがうれしい。



店内に入ると、背景の流水の仕掛けが印象的な階段が出迎える。
1階はカジュアルなテーブル席が中心。2階には個室があり、用途によって使い分けができる。


しゃぶしゃぶ料理店として開業したころ、民芸品も扱っていたという同店。
染色工芸家・芹沢銈介の作品を始めとする絵画や置物などの美術品が博物館のように展示され、非日常な時間を過ごせる。
中でも収集点数と内容の充実ぶりで西日本一と評されるほどの芹沢銈介コレクションは見ごたえ満点。

1953(昭和28)年に時計店として創業。
店の歴史は、入口にかけられた当時の時計やパネルでも知ることができる。
しんじ湖温泉駅近くにあった店舗がビルの再開発のため2012(平成24)年に閉じることになり、16(同28)年に現在の地へ移転。
場所は「松江城が見えるところへ」という初代女将(おかみ)たっての希望をかなえた。
現女将の木口さんらが思いとレシピを引き継いだ今も、長く通う常連が大勢いるそう。
「記念日に利用してくれるお客さまも多いので、家族の成長や節目をともに喜べることがうれしい」
“忘れられない松江の味”のキャッチフレーズとともに、店はこれからも時を重ねていく。

ろんぢん
住所:松江市殿町267 【MAP】
電話:0852-22-3618
営業:11:00~15:00、17:00~21:00(L.O.各30分前)
休み:火曜日
駐車場:周辺有料駐車場を利用
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(記事は2026年3月14日現在)