ばんだい先生
☆家計アドバイス☆

あなたのお宅の家計はいかがですか? 
ファイナンシャルプランナー(FP)の上級資格を持つばんだい先生が、家計改善や資産形成のポイントをアドバイスします。

 

Q.老後の不安がスッと消える“住まいとお金”の整え方

二人暮らしのついのすみかとしてリフォームしたいのですが、どれくらい費用がかかるのか分かりません。老後に預金を取り崩すことになると思うと不安です。

相談者 家族構成
Aさん(67歳・結婚後は専業主婦)、夫(69歳・元会社員)、子2人は既に独立

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ご自宅を拝見すると元々が既存住宅を購入していて、新築からは62年が経過しています。老朽化がひどくリフォームでは設計・住宅性能と予算のバランスに注意が必要です。

老後の家計とリフォーム予算

老後は収入も支出も大きく変動しません。だからこそ、生活費・老齢年金・遺族年金の3つを確認すると、リフォームに使える予算が明確になります。一方、老後の生活資金は、ライフスタイルの違いや介護など個人差や不確定要素が多く、計画を立てること自体が難しい面もあります。

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Aさんご夫婦の基本生活費は年間324万円。このままの生活を続け、生涯の預金残高が500万円を下回らないようにすると、リフォーム予算は約2,000万円弱となります。

しかし、生活費を弊社顧客平均の年間290万円以内に収め、さらに生命保険料を見直すことで、リフォーム予算は最大2,650万円まで確保可能になります。今回は全て現金手配ですので不安の解消には、最初にこのような生活設計が必須です。

シニアが快適に暮らす家のポイント

老後の住まいは、単なる「家」ではなく、これからの人生を安心して楽しむための“舞台”です。

ポイントは4つ。【1】余裕時間を心地よく過ごせる空間、【2】バリアフリー化・移動距離の短い動線、【3】耐震性・断熱性能など安全と安心の確保、【4】夫婦それぞれが快適に眠れる寝室配置がポイントになります。60代は「人生の黄金期」といわれることもあります。責任から解放され、自分の時間を自分で選べるようになるからです。そのために【1】が重要になります。ただし、見積額を見て驚く方が多いのも事実。優先することと諦めることの現実的な選択が必要です。テレビで聞いた「夫の浪漫は妻の不満」という言葉のように、夫婦で“こだわりポイント”が違うこともよくあります。だからこそ、「アナタはアナタ、私は私」と割り切りながら、朝から晩まで過ごす場所を現実的に整えることが大切です。

その他、保険診断では、Aさんの死亡保障額が過剰で、更新時に保険料が大きく上がる内容でした。ここを減額・解約することで保険料を節約できます。もしご主人が先に亡くなられた場合でも、遺族年金115万円+Aさんの老齢年金+生命保険給付+預金残高で、Aさんの生涯の資産残高はマイナスにならないことを確認済みです。

アドバイス!

1. 家の予算は「希望額」ではなく、老後の家計から逆算して決めること。

2. 生命保険は遺族年金と比較し、必要以上の保障は削ること。

3. 見積額を確認しながら、優先する部分と諦める部分を整理すること。

 


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ばんだいこうじ

年間100件前後の家計・保険・老後設計・年金・資産運用の家計相談を実施。住宅に関しては、船井総研をはじめ全国各地で専門家に指導・講演を行う住宅業界のカリスマ。松江にあるFP住宅相談所では家づくりが楽しくなるセミナーを開催し、累計350棟以上の家づくりを実際にサポート。

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