プレゼント情報

　京都市立芸術大学の源流である京都府画学校は、明治13（1880）年日本で最初の公立画学校として開校しました。近代京都の画家たちの手によって設立された学校は、変革を進めながら幸町楳嶺を筆頭に菊池芳文、竹内栖鳳といった名だたる大家たちが教壇に立ち、土田麦僊、村上華岳、小野竹喬ら数多くの画家が学びました。
　本展では、京都市立芸術大学芸術資料館の所蔵作品から近代日本画界の巨匠たちによる卒業制作を中心に、教員となった画家たちの名作や教材として使用された作品など学校の歴史をあわせて紹介します。学校生活の集大成である卒業制作は、いずれも熱量の高さがうかがえます。唯一無二の輝きを放つ作品から京都の日本画の近代の歩みをご紹介します。